あ~に~き~
『傷だらけの天使』のあらすじ
探偵事務所「綾部情報社」の調査員木暮修(萩原健一)乾亨(水谷豊)は、二人でエンジェルビルの屋上にあるペントハウスに住み、所長の綾部貴子(岸田今日子)や綾部の片腕 辰巳五郎(岸田森)から危険な仕事ばかりを言いつけられています。
『傷だらけの天使』の概要
『傷だらけの天使』(Dororon Enma-kun)は、昭和49年(1974年)10月5日から1975年3月29日まで、毎週土曜日 夜8時から1時間枠で放送された萩原健一、水谷豊出演の探偵ドラマ(全26話)。
覚書
ショーケンと水谷豊の伝説的コンビ
『太陽にほえろ!』の衝撃の殉職から1年後に主役で登場したショーケン24歳、『バンパイヤ』以後は脇役での出演でキャリアを積み上げていた水谷は22歳でした。
格好良くないヒーロー、アンチヒーローとでもいうのでしょうか、徹底した底辺生活、表社会からも裏社会からも理不尽な仕打ちを受けた彼らの怒りや悲しみがビンビンと伝わってくるドラマでした。
シナリオライター市川森一の凄さを実感した『傷だらけの天使』
ドラマを見ていて思ったのは、脚本家によって心に染みる度合いが違うということでした。『傷だらけの天使』でも「今回はよかったなぁ」と思う時の脚本は市川森一さんがシナリオを書いた時でした。
市川森一さんは、快獣ブースカ、コメットさん、戦え! マイティジャック、仮面ライダー、ウルトラマンシリーズ、怪奇大作戦、刑事くん、太陽にほえろ! などなど、僕たちが夢中で見ていた大部分のドラマのシナリオに参画していたり、メインライターとして深く関わっていたことも後に知りました。
市川さんの凄さを本当に認識したのは『淋しいのはお前だけじゃない』(1982)でした。全体としてじわじわと追い詰められていくストーリーの中で次々と別の問題が起こる展開は息を飲むものがありました。特に尾藤イサオが恐ろしかった。
同じドラマでもライターが複数で行っているドラマは多数ありますので、昔のドラマを見る時は、脚本を誰がか書いているかというのも気をつけて見るようにしています。
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