七色仮面(1959年)【動画】

1960年代のドラマ

しかしてその実体は! 正義と真実の使徒、藤村大造だ!

『七色仮面』の概要

『七色仮面』は、七つの顔を持つ男・多羅尾伴内(昭和21年(1946年)大映)をモチーフとして、東映が初の仮面ヒーローものとして製作しました。『月光仮面』と並んで黎明期のテレビ番組を代表する作品です。

昭和21年(1946年)から昭和35年(1960年)にかけて映画11作が製作され、昭和34年(1959年)に『七つの顔の男』の題名でテレビシリーズ化(全13話)、NET系で放映されています。

ドラマ終盤で、悪人たちが「お前は何者だ!」と叫ぶと、「七つの顔を持つ男。ある時は競馬師、ある時は私立探偵、ある時は画家、またある時は片目の運転手、ある時はインドの魔術師、またある時は老警官。しかしてその実体は! 正義と真実の使徒、藤村大造だ!」

というのが定番で、銃撃戦を行ってオープンカーで去っていくエンディングでした。

覚書

「ある時は○○、またある時は○○ しかしてその実態は!」という言い回しは、なんだかおぼろげに憶えています。

ある程度ストーリーが進むとこの台詞が出て立ち回り、解決という展開は、水戸黄門(1910年~)などでもおなじみですが、そもそも勧善懲悪ものは最後にスカッとして終わる、単純で安心して楽しめるストーリーであることが良いのだと思います。

落語『豊竹屋』の「○○のようで○○でない ベンベン それは何かと尋ねたら・・」がふと思い浮かんだのですが、七色仮面の発想の要素としてあったのかなかったか・・。川内康範先生もお亡くなりになったので、聞いてみるわけにもいきませんが。

『七色仮面』の映像

七色仮面 1959 主題歌・エピソード

七色仮面 ディスコグラフィ

七色仮面 1959

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