「吉川君！ キミはだなぁ」
『おれは男だ!』のあらすじ
男女共学になって間がなく、大半が女子ばかりの青葉高校。主人公 小林弘二の兄が教師をつとめていて兄の住むアパートから近いこともあって、ここに転校することになります。
弘二のクラスには、女子生徒のリーダー的存在で成績トップの吉川操がおり、操と姉が住んでいるアパートは弘二の自宅の向かいで、窓越しに会話することもできる近さでした。
弘二は学校のウーマンリブ打倒のため、男子生徒を集めて剣道部を創設し、操のいるバトン部と対立しながらもお互いに惹かれ合っていきます。
『おれは男だ!』の概要
『おれは男だ!』（Ore wa Otoko-da）は、昭和46年（1971年）2月21日から昭和47年（1972年）2月13日まで、午後8時からの1時間枠で放送された青春ドラマです。
覚書
女子を”君”と呼ぶ斬新さ
東京の人たちは（ドラマは鎌倉あたりでしたが、関西人から見れば東京ひとくくり）、女子でも男子でも「君」づけで呼ぶのかと、驚きと新鮮さ、ある種の格好良さを感じながら見ていました。
後年いろんな人に聞いてみると、関東を中心に地域によって君づけで呼んでいたところのあることがわかりました。関西では概ね男子は「君」、女子は「さん」で、先生にそう呼ぶように教えられたという人もいました。
嗚呼、懐かしき面々
弘二の祖父役の笠智衆さんや、後半から校長とその秘書として登場した京歌子に鳳啓介、「あかんたれ」の志垣太郎などなどのレギュラー陣に、フォーリーブス、ゴールデンハーフ、水前寺清子、南沙織、夏八木勲、石橋正次、榊原るみ、白石冬美などの多彩なゲストも魅力でした。
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