清水一家は鬼より怖い 大政小政の声がする
『清水次郎長』のあらすじ
清水の米屋「山本屋」の息子・山本長五郎(竹脇無我)は、地元にのさばる鬼瓦一家と対峙した一件をきっかけに、侠客 清水次郎長として一家を興します。
『清水次郎長』の概要
『清水次郎長』(shimizu no Jirocyou)は、昭和46年(1971年)5月8日から昭和47年(1972年)4月29日まで、放送された連続テレビ時代劇です(全52回)。
覚書
江戸っ子だってねぇ 神田の生まれよ
“清水一家は鬼より怖い 大政小政の声がする”とわらべうたにも歌われた清水一家。中でも当時有名だったのは遠州森の石松でした。
“バカは死ななきゃ治らない”の浪曲のフレーズは子供でも知っていて、友人がバカなことをすると誰かが節をつけて唄っていたものです。
清水次郎長一家の物語を日本中に広めたのは、浪曲師 広沢虎造でした。
中でも有名な石松の三十石船道中「酒飲みねぇ、寿司を食いねぇ、江戸っ子だってねぇ」「神田の産まれだい」というフレーズは当時の大人たちはもとより、僕たちも何度も聞いて覚えていました。
山本山のCM(60~70年代)で三十石船の会話をモデルに虎造が語っているのがあり、これは知っているという人も多いでしょう。
懐かしく思ったあなた、初めて聴くという君たちも興味を持ったら全編聴いてみてください。
『清水次郎長伝』『森の石松(次郎長伝)』
特に森の石松の「閻魔堂の騙し討ち」から「追分宿の仇討ち」にかけては涙なくして聴くことはできない名演です。
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