チー坊!
『パパと呼ばないで』のあらすじ
独身サラリーマンの安武右京(石立鉄男)は、両親が早くに亡くなり親代わりだった姉 豊子が突然亡くなり、残された娘 千春(杉田かおる)を引き取って育てることを決意します。
大家族が暮らす井上精米店の二階に下宿をし、井上家の力を借りながら千春の心を開いていきます。
『パパと呼ばないで』の概要
『パパと呼ばないで』(Papa To Yobanaide)昭和47年(1972年)10月4日から昭和48年(1973年)9月19日にかけて日曜日の午後8時からの1時間枠で放送されたホームドラマです。(全40話)
覚書
このドラマのおもしろさは、石立鉄男や天才子役の名をほしいままにした杉田かおる、おっとりした店主の大坂志郎、人情厚く面倒見のよい下町のおかみさん井上時枝といったキャストもさることながら、泣き笑いを誘う言動は脚本チームに向田邦子がいたことが大きいように思います。
次作の『雑居時代』の大原麗子の印象が強くて、ともすれば忘れがちになる本作ですが、名作であることは間違いなく、もうこんなドラマを作ろうとしても町の風情も人情もこの頃が共感をよぶギリギリの時代だったのではないか思います。
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