いいぞ! ねぇちゃん!!
『魔法使いサリー』の概要
横山光輝が「りぼん」に掲載していた原作のアニメ化で、
第一部 昭和41年(1966年)12月5日から昭和43年(1968年)12月30日(全109話)
第二部 平成元年(1989年)10月9日から 平成3年(1991年)9月23日(全90話)
が放送されました。
『魔法使いサリー』第一部(1966)のストーリー
魔法の国の王女サリーは、おてんばでいたずら好き。お忍びで出かけた人間界で、よし子とすみれという同年代の女の子2人と仲良くなります。
魔法で家を建て、弟のカブと二人で人間のフリをしてこの町に住み、さまざまな出来事を通して人間界で過ごしていくうちに、希望や愛情、友情など魔法より大切なことを知っていきます。
『魔法使いサリー』第二部(1989)のストーリー
魔法の国へ戻って戴冠式を迎えようとしていたサリーは、女王に即位すれば二度と人間界に戻ることはできないと聞かされて困惑します。
そんな時、よし子の父が自動車事故を起こして大怪我を負ってしまい、よし子とすみれは、サリーからもらった友情のペンダントでサリーに助けを求めます。
決心して人間界に戻ったサリーは、壊れた車とよし子の父を救い出し、虹色のシャワーでみんなの友情の思い出を消し去り、再び人間の世界で生活して、新たな経験と新しい友情を育んでいきます。
覚書
サリーのオープニング曲とエンディング曲は、当時から現在まで映像とともに私の中で色褪せずに残っている歌のひとつです。♪マハリクマハリタの呪文から一気に魔法の世界に引き込んでくれました。
ブラシがネコになってネズミを追いかけている間にまたブラシに変わり、ネズミが穴に逃げ込むとブラシはキラキラとはじける描写が強烈なインパクトで残っています。
♪不思議な力で街中に 夢と笑いをふりまくの
♪魔法のことばを唱えると 愛と希望が飛び出すの
なんて素敵な夢のある歌詞と美しい音楽でしょう。
そして、エンディングはいくつかバージョンはありますが、一番憶えているのは三つ子から始まる自己紹介リレーの「いたずらの歌」。
♪ぼくたち わんぱくトリオだぞ。いたずらするのが 大好きさ
女の子なんか いじめちゃえ (よし子:おやつ あげないわよ)
気はやさしくて おしとやか そのうえ 美人で力もち
勉強ぎらいが玉に瑕(三つ子:いいぞ! ねぇちゃん!!)
チビでも魔法の天才だい。頭も優秀身も軽い。
怖いものなぞあるもんか(サリー:ほんとかしら)
おちゃめでおてんばあわてんぼ ときどきセンチになるけれど
かわいいサリーは人気者(カブ:チェっ しょってらぁ)
どちらも作詞は東映のレジェンド 飯島敬(ペンネーム:山本清)、作曲は小林亜星。本当にお見事としか言いようがない。
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