「米屋の二階にいなかったっけ?」
『雑居時代』のあらすじ
外交官の大場鉄也(山形勲)が海外赴任することになり、住んでいた家を友人の栗山信(大坂志郎)に格安で譲ります。栗山は妻を亡くしましたが5人の娘がいる六人家族。
極度の近眼で口の悪い看護婦の長女 春子(富士真奈美)、家事一切を取り仕切るしっかり者の次女 夏代(大原麗子)、スポーツ万能で居合い抜きの達人 三女の秋枝(川口晶)、遊び優先で恋に恋する女子大生 四女 冬子(山口いづみ)、おませでおしゃまな末っ子 阿万里(杉田かおる)。
この家に大場の息子でカメラマンの大場十一(石立鉄男)が同居することになり、完全女上位の栗山家と共同生活を始めますが・・・。
『雑居時代』の概要
『雑居時代』(Zakkyo Jidai)は、昭和48年(1973年)10月3日から昭和49年(1974年)3月27日まで夜8時から1時間枠で放送されたホームドラマです(全26話)。
覚書
「米屋の二階にいなかった?」
大場十一が阿万里に出会った時のセリフ「米屋の二階にいなかった?」に爆笑したことを思い出しました。
前作の『パパと呼ばないで』が1973年9月19日で最終回となり、翌10月3日にこのセリフを聞かされたので、この2人が半月前まで「パパ」「チー坊」と呼び合っていたことは、当時見ていた人は皆知っていました。脚本なのかアドリブなのか知らないですが、遊び心のあるすばらしいセリフでした。
誰がなんと言おうと大原麗子
この頃の大原麗子は本当に綺麗で愛らしく、声は魅力的なハスキーボイス、あぁ、非のうちどころがないというのはこの人のためにあるような言葉でした。
このコマーシャルもものすごくよかったなぁ。
ツンデレの元祖
“ツンデレ”は比較的新しい言葉で、捉え方は世代によってまちまちで、若い世代は”ツン”と”デレ”の2面性を持つ女性を、我々のような世代は時間経過や人柄を知っていく過程で”ツン”が”デレ”に変わっていくというふうに捉えています。
後者でいうと『俺は男だ!』の吉川君、『雑居時代』の夏代、アニメでは『未来少年コナン』のモンスリー。この3人がツンデレの元祖であり最も愛らしい。と思っているのは私だけではないはず。
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