等身大ヒーローが宇宙人と交流「遊星少年パピイ」
遊星少年パピイは、昭和40年(1965年)から昭和41年(1966年)にかけてフジテレビ系列で放送されたSFアニメです。全52話で、毎週月曜日の19時から19時30分に放送されました。
物語は、クリフトン星から地球に来た少年パピイが、地球の平和を守るために戦うというストーリーです。
高度な文明を持つ太陽系惑星の人々は、野蛮で戦争や犯罪の絶えない地球を警戒し、その平和を守るために、優れた頭脳と強い正義感を持つクリフトンの勇敢な少年パピイを派遣することを決めます。パピイは任務に必要な記憶以外を消してもらって地球へと旅立ちます。
通信機兼用ペンダント・メタライザーを手にして「ピー、パピイ!」と叫ぶことで、クリフトン星にいた時と同じ遊星少年モードに変身。メタライザーからのビームで様々な悪人を退治するのが印象的な作品でした。
遊星少年パピイの特徴
等身大ヒーローの誕生
遊星少年パピイは、等身大の少年がヒーローとして活躍する作品です。当時のアニメでは、巨大ロボットや巨大怪獣が活躍する作品が主流でしたが、遊星少年パピイは、等身大の少年が活躍する作品として、新たなヒーロー像を提示しました。
宇宙人との交流を描いた作品
遊星少年パピイは、宇宙人との交流を描いた作品です。パピイは、地球人と宇宙人の架け橋となる存在として、多くの子供たちに夢を与えました。
キャッチーな主題歌
遊星少年パピイの主題歌は、当時の子供たちに大人気となりました。歌詞やメロディが印象的な主題歌は、作品をより魅力的に彩りました。
♪たちまち変わる ピー パピイ みるみる変わる ピー パピイ 地球の上を 掃除しろ 悪者たちを おっぱらえ 遊星少年パピイ 遊星少年パピイ ピーイッ パピイ ビピピピピ パピイ
遊星少年パピイがその後にアニメに与えた影響
等身大ヒーローの定着
遊星少年パピイの成功により、等身大ヒーローの定着につながりました。その後、鉄人28号やマジンガーZなどの等身大ヒーローが活躍する作品が次々と制作されました。
宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などにも影響
遊星少年パピイの成功により、宇宙人との交流の描写が広まりました。その後、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などの宇宙を舞台にした作品が次々と制作されました。
キャッチーな主題歌。変身アイテムの定着
遊星少年パピイの主題歌の成功により、キャッチーな主題歌が定着しました。また、変身するためのアイテムやセリフ、効果音などはその後、多くのアニメ作品にキャッチーな主題歌が採用されるようになり、アイテムが玩具として販売されるなどの潮流を起こしました。
覚書
パピーグリコやリコちゃんグリコ、パピイガムなんかもありました。
おまけはプラスチックで目鼻もない型押しのものだったように思います。
パピィガムは、「ステレオスコープ」がおまけで入っていて、当たりが出るとガムケースのついた「パピイペンダント」や、「ステレオスコープ」付き定期入れが貰えました。
コメント