坂本龍馬も桂小五郎もいない幕末
『幕末未来人』のあらすじ
高校2年生の和田文彦は、船マニアの同級生 伊藤良に誘われて横須賀にある戦艦三笠を見に行きます。三笠の司令室に入ったところ、あたりが真っ暗になり、明治維新直前の幕末末期にタイムスリップしてしまいます。
二人は昭和の時代に帰れるまでこの時代で暮らすことを決心しますが・・、
『幕末未来人』の概要
『幕末未来人』(Bakumatu Miraijin)は、昭和52年(1977年)9月5日から9月29日まで放送された眉村卓原作のSFドラマ(全16話)。
覚書
タイムスリップ&パラレルワールド
伊藤は沖田総司に誘われて新選組へ。和田が持っていた歴史年表を手に入れた大津屋が、幕府を存続させて自分が日本を牛耳るために明治維新が起きないように画策し、沖田の死期を早め、伊藤たちは桂小五郎や坂本龍馬を池田屋襲撃で殺害してしまいます。
明治10年まで生きた桂や、大政奉還の立役者 坂本を池田屋事変で殺してしまうとさすがに歴史は狂い、元号は「明治」ではなく「光文」となって大津屋は巨大な権力を手にします。
こんな話、どこが聞いたことないですか?私は『バックトゥザフューチャーⅡ』(1989)でビフ・タネンがスポーツ年鑑を過去の自分に渡してその賭けで莫大な資産を作るというのを観た時に、この『幕末未来人』のことを思い出しました。
まぁ、歴史改変というような大層な話ではなく「あの時に戻ってやり直したい」できなかったこと、言えなかったこと、今ならできるけど言えるけど、と後悔することって山のようにありますね。
古手川祐子がかわいすぎた
『幕末未来人』は、古手川祐子のテレビドラマデビュー作で、当時は18歳でした。
NHK少年ドラマシリーズに出てくる女の子は、それぞれ魅力的な子ではありましたが、古手川祐子演じる”ゆき”は別格で、眼がキラキラと輝いていて素敵でした。
ゆきは、幼い頃に昭和の時代から来たらしく、昭和の歌(オリンピックマーチ?1964)を口ずさむ場面があったと思います。「♪青い空に 白い雲 青春の夢を 胸に抱いて 世界中から 集まろう」
和田と伊藤を庇って銃弾に倒れてしまうのが残念でなりませんでした。。昭和に連れて帰ってあげたかった。
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