あ、ラベンダーのかおりが・・
『タイム・トラベラー』のあらすじ
中学3年の芳山和子は、ある日理科室にあったフラスコに入った謎の液体の匂いを嗅ぎ、時間を移動する超能力を身につけます。
謎の液体を作った男子生徒 深町一夫は700年後の世界から来た未来人ケン・ソゴル。
『タイム・トラベラー』の概要
『タイム・トラベラー』(Time Traveler)は、昭和47年(1972年)1月1日から2月5日に放送されたSFドラマ。(全6話)原作:『時をかける少女』筒井康隆
覚書
復元できなかった名作
映画『時をかける少女』が原田知世主演で大ヒットとなったことや、本作自体が秀作だったということもあり、本作をもう一度見たいという要望が高まりました。
NHKには原版は無く、視聴者からのビデオテープの提供を受けて復元を試みましたが映像が復元できたのは最終話のみでした。もう二度と見ることができないと言われれば余計に見たくなりますね。
デコちゃ~ん!!
ドラマ『雑居時代』(1973)。そう、石立鉄男、大原麗子、杉田かおるなどで大人気となったあのドラマです。
栗山四姉妹の三女 冬子(山口いづみ)の親友 秀子(デコ)がタイムトラベラーの主役 芳山和子を努めた島田淳子(浅野真弓)です。芳山和子役の時は中学3年。デコちゃんの時は高校生で大学生の役でしたがすぐわかりました。主役はなかったと記憶しますがいろんなドラマに出てました。柳ジョージと結婚したんでしたね。
初作にして最高傑作 大人が本気で子供のために作ったドラマ
NHKの少年ドラマシリーズは、1972年から1983年にかけて制作、放送された少年・少女向けのドラマで、筒井康隆、星新一、井上靖、眉村卓などなど巨匠と言われる作家たちの原作をもとに、力の入った作品が作り出されていきましたが、年を追うにつれてだんだんとつまらなくなっていきました。
今見ると無理な展開や、辻褄が合わないところはありますが、初期の作品は現在でも十分楽しめます。この頃のNHKは今とは違って、ドキュメンタリーもドラマも本当に良い作品を作っていました。
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