あかいキャンディ あおいキャンディ しってるかい？
『不思議なメルモ』のあらすじ
急な交通事故で亡くなってしまったメルモの母は、願いをひとつだけ叶えてもらえると聞き、神様に子供達を皆大人にしてほしいと頼みます。神様は赤と青のキャンディを作らせて母親に持たせ、ひとときだけ下界に降ろしてます。
その頃、メルモたちのところには、母親がメルモに残した生命保険や家財を狙っている叔母がメルモたちを引き取りに来ていました。
物干し場で泣いていたメルモのもとに母が現れてキャンディを渡します。「このミラクルキャンディは、青は10年歳をとり、赤は10年若くなる。メルモがもし何かのために大人になりたかったらこのキャンディを食べるの」と言って天に昇って行きます。
メルモは大人になって叔母を撃退し、家族3人での生活を始めて行きます。
『不思議なメルモ』の概要
『不思議なメルモ』（オリジナル版）（Fushigi-na Merumo/Marvelous Melmo）は、昭和46年（1971年）10月3日から昭和47年3月26日まで放送されたアニメ（全26話）
1998年に音響や声優などを一新したリニューアル版が制作・放送された。
覚書
おそらく手塚治の望まぬリニューアルだった
手塚治は、多忙なためにメルモの制作に力が注げなかったと言い、書き加えたい部分やセリフと音声の合っていないところなどを調整したいと言っていました。
生前にはそれは叶わず、1998年にABCテレビと手塚プロが主体となってリニューアルされたのですが、行ったのは声優の吹き替え、宇野さんの音響もすべて差し替え。現代では不適切とされる表現の変更、算盤塾をパソコン塾にするなど、オリジナルの世界観を壊すくだらないことばかりでした。手塚さんが手直ししたいって言ってたのは絵だよ、絵。
リニューアル版だけ見てた人はそれでいいのかもしれませんが、私は、主題歌を聞いただけで受け付けませんでした。セリフもやっぱり違う。もう古い記憶でどこがどうとは言えないんですが、何か「軽い」感じがしてしまって・・。これでは手塚治が浮かばれないんじゃないかと私は思います。
オリジナル版はネットでもOP・ED以外は探すのが難しく、再放送もDVDなどのメディアもリニューアル版になってしまってますが、若干残っているのをつなぎ合わせましたので、比べてみてください。
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