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『どろろ』の概要
『どろろ』は、昭和44年(1969年)4月6日から9月28日まで放送されました。(全26話)
映画 実写版どろろ 平成19年(2007年) 監督:塩田明彦 百鬼丸(妻夫木聡)どろろ(柴咲コウ)
アニメリメイク版どろろ 平成31年(2019年)
『どろろ』のあらすじ
室町時代中期の1470年代。能登半島の戦国武将 醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、生まれて来るわが子の体を48匹の魔物に与えるという約束をします。
生まれた子供は、体の48ヵ所の部分が無く、川に流され捨てられてしまいます。百鬼丸は運よく寿光という医者に拾われ、義手義足義眼などあらゆる体の部品を成長に合わせて作ってもらいます。
15年後、腕の中に破邪の妖刀「百鬼丸」を仕込んでもらい、自らも百鬼丸と名乗って、盗賊どろろと共に魔物退治の旅を続け、自分の体を奪った魔物を倒すことで、百鬼丸は奪われた体を取り戻していきます。
覚書
『妖怪人間ベム』も、妖怪や魔物から人間を助け、人間に追われて町を去るというプロットで、この『どろろ』も同じ展開が繰り返されます。
ベムの場合は最初から妖怪として生を受けましたが、百鬼丸の場合は実の父親の欲望のために、身体や感覚を魔物に奪われて誕生し、すぐさま川に捨てられてしまうという理不尽この上ないところからはじまります。
この世にこんなことがあってよいものかという憤りと、魔物を倒すたびに身体を取り戻していく展開に、同情もあり、腕に仕込まれた刀で戦う恰好よさへのあこがれもあり、子供心にいろんな学びと印象を残した作品でした。
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