海から飛び出す海底人
『海底人8823(ハヤブサ)』1960 概要とあらすじ
『海底人8823(ハヤブサ)』は、昭和35年(1960年)1月3日から6月28日まで、フジテレビ系で放映されました。(第一部13話・第二部13話)
中学生の勇は、両親を亡くし、叔父の及川博士の養子として箱根で暮らしていました。
ある日、芦ノ湖畔で倒れている奇妙な服装の男を助けます。男は、遠い昔に海底に没したエルデ大陸からやってきた海底人”エルデ10008823″と名乗り、助けてくれたお礼にと勇に3万サイクルの音波が出る笛を渡します。
笛の音は誰にも聞こえませんが、2回鳴らすことで8823が現れ、勇に危機が迫った時には助けると言います。
8823は、自らは背広姿で行動し、相手の脳神経に激痛を与えて気絶させる特殊な光線銃を持っています。偵察は”機械”と呼ぶ分身を使って行わせ、及川博士が研究中の数式「X132」を狙うブラックスター団と戦います。
覚書
もともと、なんで8823が倒れていたかというと、”調査のために地上に来たが、足を滑らせて転び、生命維持装置を外してしまったために死にかけていた”・・・ということで、なんともなさけないヒーローの登場でした。
オープニングの、海中から飛び出して岸に降り立つ映像は、当時の子供でもフィルムの逆再生なんだなということはわかっていました。ま、特撮でない映像を特撮のように見せる効果はあったのかとは思います。任務が終わると今度は正再生で、波しぶきを残して海底に帰って行きます。。
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