日本沈没(1974)【動画】

日本沈没 1970年代のドラマ
日本沈没

人々は、まだ日本という国の社会と政府を信じていた。いや信じようとつとめ、信じたいとねがっていた。

『日本沈没』のあらすじ

深海潜水艇の操艇者 小野寺俊夫は、小笠原諸島北方の島が一夜にして消えた原因を突きとめようと、海底火山の権威 田所博士、幸長助教授らとともに日本海溝に潜り、異様な海底異変を発見します。

伊豆天城山、三原山、大室山が噴火を始め、地震問題に関する学者と閣僚との懇談会が開かれますが、出席した学者たちは楽天的な観測ばかりで、列島の異常を警告した田所博士の意見は一笑に付されてしまいます。

田所博士は再び日本海溝の海底調査を行い、プロジェクトメンバーに「日本列島の大部分は海底に沈む」という調査結果を発表、その時、”第二次関東大震災”の知らせが入ります。

東京では電車の脱線、追突、車の衝突が続発し、首都圏は想像を絶するパニック状態に陥ります。富士山が本格的な噴火、爆発を始め、日本各地でも火山が爆発、日本列島はズタズタに引き裂かれ、急速に沈下を始めます。

『日本沈没』の概要

『日本沈没』(Japan Sinks)は、昭和49年(1974年)10月6日から1975年3月30日まで、日曜夜8時から1時間枠で放送された小松左京の小説をもとにしたSFドラマです(全26回)

・1973年 映画『日本沈没』・2006年 映画『日本沈没』・2020年 アニメ『日本沈没2020』・2021年『日本沈没-希望のひと』

覚書

ひたすら怖かったドラマ

毎週毎週、どこかの山が噴火したり地震が起こったりビルが崩れ落ちたり土地が沈んだりと、日本が次々と壊れていくのを見るのがひたすら怖かった思い出がありますが、一方でSFだという割り切りもありました。

ちょうど放送当時の昭和49年5月9日に伊豆半島沖で、今まで地震被害の記録のなかった地域でマグニチュード6.4、最大震度5という地震が発生し、後に知ったところでは現地の地割れの起こった道路などでこのドラマのロケが行われていたようです。

日本崩壊とサバイバル

日本が地震などによって崩壊してしまうという物語は余るほどありますが、私的に印象的なものがいくつかありました。

漫画では『バイオレンスジャック』(1973-1990 永井豪)と『サバイバル』(1976-1978 さいとうたかお)

バイオレンスジャック 人犬
バイオレンスジャック 人犬

『バイオレンスジャック』で最も衝撃的だったのは『人犬』でした。結構トラウマ的になっている人はいるのではないかと思います。

私が毎週読んでいた少年マガジンでの掲載でした。。

サバイバル
サバイバル ミミズを食う

『サバイバル』は、洞窟探検で地震に遭遇して仲間を失い、日本全体が崩壊した中を両親を求めて東京から富士樹海を超えて西へ西へと進んでいきます。

虫からミミズまで食い、さまざまな道具を作って本格的なサバイバルを展開するものでした。

そして、かなり後年になりますが小説『水域』(椎名誠 1994)も非常におもしろいものでした。

水没した世界で一人漂流生活を続ける青年ハルの物語で、なぜ世界が水没したのかの説明なども一切無く、イトダマシ、甘い実をつけるシルヌイ、おいしいアオギザ貝、身は旨くないが目の周りのゼラチン質だけうまいオニガシラなどなど聞いたこともない植物や動物が数え切れないほど登場します。

中でも恐ろしいのが”サキヌマドクタラシ”。こいつは湿地に住み、不用意に踏み込むと歯と酸であっと言う間に足を白骨化してしまう超危険な生物でした。漫画や映像でなく、『変身』の毒虫となったグレゴール・ザムザと同様、字面でしか姿かたちが想像できないからこそ面白いのが小説ですね。

サバイバルという観点ではノンフィクションの『ミニアコンカ奇跡の生還』(1983 松田宏也)『たった一人の生還 「たか号」漂流二十七日間の闘い』(2014 佐野三治)なども興味深いものでした。遭難モノ、漂流モノが好きな方にはおすすめです。

自分自身を守るために

後年、阪神大震災(平成7年1月17日5時46分)の時は大阪在住で、当日は神戸の取引先に訪問予定でしたが、慌てて飛び起きてテレビを確認し、あたりが明るくなってくるにつれてねじ曲がって崩落した高速道路や、倒壊したり斜めになったビル、凄惨な火事が報道されて当然訪問は中止。宝塚に住んでいた親戚もかなりの被害を受けました。

東日本大震災(平成23年3月11日14時46分)の時には東京在住で、地震発生当時は九段にいました。長い横揺れが続き交通機関が全面的に麻痺。徒歩帰宅の途中、秋葉原の電器店の店頭でTVが津波の惨状を流しており、私も含め多くの人が立ち止まって半ば呆然として見ていました。

震災を期に、災害に関する情報や帰宅難民になった人々の記録を集めた『東京帰宅難民道しるべ』というサイトも作りましたので、興味のある方は参照してみてください。

ごく近い将来に必ず起きると言われる南海地震への不安もある中、この『日本沈没』は単なるドラマではなく、自分自身の身を守るための意思決定の参考にするために観る価値のあるものかと思います。

日本沈没 ディスコグラフィ

日本沈没の映像

日本沈没 1973 Full Movie

監督:森谷司郎 出演:小林桂樹・丹波哲郎・藤岡弘・いしだあゆみ

日本沈没 1974 OP

日本沈没 2006 Full Movie

監督:樋口真嗣 出演:草彅剛・柴咲コウ・及川光博・福田麻由子

日本沈没2020 Clips

日本沈没 2021 5分でまるわかりダイジェスト 第1話~第8話 Clips

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