怪獣王子(1967年)【動画】

1960年代のドラマ

オ~~ラ~~ッ!

『怪獣王子』の概要

1967年10月2日から1968年3月25日までフジテレビ系で毎週月曜19:30から20:00に放送された日本特撮株式会社製作の特撮ドラマです。(全26話)

野生児タケルが恐竜 プロントザウルスのネッシーとともに、遊星鳥人(宇宙人)に立ち向かう構図で制作されましたが、恐竜が動かない、予算超過、恐竜ブームの終了による視聴率低下など数々のトラブルがあり、放送も26話で打ち切られ、制作の日本特撮株式会社は解散、海外進出や続編の予定もなくなってしまいました。

『怪獣王子』のあらすじ

太平洋上に突如現れた火山島。その時、島の上空を通過していた旅客機は噴煙に巻き込まれて海に墜落してしまいます。

旅客機に乗っていた理学研究者の伊吹博士夫婦は、救命ボートの中で生まれて間もない双子の兄弟の兄、タケルがいないことに気づきます。

数年後。伊吹博士は頻発する海底地震の原因究明の為に火山島を訪れます。だが博士たちは火山島のウラニウム鉱脈を狙う異星人・遊星鳥人の襲撃を受けます。

逃げ惑い絶体絶命となった博士たちを救ったのは、巨大な恐竜 プロントザウルスのネッシーととそれに跨った1人の少年でした。

覚書

当時から恐竜たちのハリボテ感や飛行機などのミニチュア感が半端ないと思っていましたが、それでも大好きなドラマでした。

このドラマの影響か、プラスチック製のブーメランが近くの駄菓子屋に並んでおり、買って遊んでいました。あたり前の話ですが、ブーメランというのは、獲物に当たらなければ手元に戻ってきますが当たればその場に落ちます。

しかし怪獣王子では当たっても手元に戻ってきます。プラスチックブーメランでも小さな軽いものに当てた場合には戻ってくることがあり、私は考えました。あのタケルの大きなブーメランはかなりの重量と破壊力があり、少々の物に当たっても勢いが失われないために、手元に戻ってくるのだと。

タケルのあの大きなブーメランが欲しくて欲しくて木を削って作ってやろうと思いました。しかし、大きな板をどうして手に入れるか知らずわからず、また冷静になって考えるとそんな大きな板をあの形に削るのは、当時持っていた唯一の刃物 肥後守では無理だとあきらめました。

そしてもうひとつ、恐竜のネッシーも大好きでした。恐竜に興味を持ったのもこのドラマの影響でしたし、ネス湖にいるというネッシーやUFO、ヒマラヤの雪男などUMAに興味がひろがったのもこのドラマのおかげでした。

当時、夏休みに、宝塚に住んでいた祖父母の家に数日泊まり、宝塚ファミリーランドの恐竜展に行ったのをよく憶えています。そのうち恐竜展がゲゲゲの鬼太郎展に変わり、私の恐竜熱も醒めていったように思います。

『怪獣王子』の映像

怪獣王子 第1話~25話

怪獣王子 ディスコグラフィ

怪獣王子 1967

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