“おもいこんだら”試練の道を
『巨人の星』の概要
『巨人の星』は、昭和43年(1968年)3月30日から昭和46年(1971年)9月18日まで、
『新・巨人の星』が昭和52年(1977年)10月1日から昭和53年(1978年)9月30日まで、
『新・巨人の星II』が昭和54年(1979年)から4月14日から9月29日まで、三作にわたって制作され、さらに特別編や映画、グッズなども多数作られた日本を代表するスポ根漫画です。
『巨人の星』のあらすじ
星飛雄馬は幼い頃から元巨人軍の選手だった父 一徹から厳しい野球の特訓を受けていました。
肩から腕にかけて装着したバネ式の大リーグボール養成ギブスは、食事中でもはずしてもらえず、箸を口に運ぶのもバネがギギギギと鳴って負荷をかけます。
飛雄馬は野球の名門 星雲高校に進学し、捕手で大親友となる伴宙太や終生のライバルとなる花形満や左門豊作と出会い、対戦を通じて成長していきます。
読売巨人軍に入団を果たした飛雄馬は、阪神タイガースの花形満や大洋ホエールズの左門豊作、親善試合で来日した大リーガー カージナルスのオズマなどを相手に、剛速球と正確無比なコントロール、さらに編み出した大リーグボールで戦いを挑んでいきます。
覚書
スポコンアニメと言えば『巨人の星』『あしたのジョー』『アタックNo1』がいずれ劣らぬトップ3でしょう。巨人の星では↓こんな本を書かれた人もいました。
昔は必須トレーニングだったうさぎ跳び
うさぎ跳びは、今では膝や足腰に悪い影響を与えるということで、禁止になりましたが、当時は根性と体力を鍛える最善の方法として、体育の授業でやったかどうかは定かではないですが、運動クラブでは普通に準備体操の一環としてやってたり、罰則としてやらされたりしてました。
重いコンダラ
これは他でも書いたことがありますが、主題歌中の「コンダラ」ってなんだろうと、少年のわたしはずっと思っていました。
なにせ「重く」てトレーニングで使うものなんだから、、、それはタイヤだろう。と結論づけました。体とタイヤを紐でつなげてランニングしたりする、あのタイヤのことをトレーニング用語で・・「コンダラ」と言うのだ。と。
一球投げるのに30分
ストーリーもおもしろいし、いろんな学びもあったことも間違いない名作で、「消える魔球の野球盤」を親にねだりまくって買ってもらった記憶もありますが、、
なんせ一球投げるごとに回想が入ったりしてやたら時間がかかるのが玉に瑕でした。各話で投球動作から投げ終わるまでを測った人がいて、これによると投球動作に入ってから投げるまでに平均で40~50秒、キャチャーミットに収まるか打たれるまでに1~2分といったものでした。
最長では投球動作に入ってからアニメ放送時間の30分をまるまる使ってまだ投げず、次週まで待たなければならず、その次回でもなかなか投げ終わらなかったという花形との対戦がありました。子供心に「ええかげんにせぇよ!」って思ったものでした。
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