忍者ブームの中で生まれた名作
少年忍者風のフジ丸は、1964年6月7日から1965年8月31日にかけてNETテレビ系列局で放送された、東映動画制作のテレビアニメです。全65話。
白土三平の貸本短編集『忍者旋風』(1959年)や、週刊少年マガジンに連載されていた『風の石丸』(1960年)などを原作として、番組スポンサーの藤沢薬品工業(現:アステラス製薬及び第一三共ヘルスケア)とのタイアップのため、主人公の名前(番組タイトル)が「フジ丸」と改められています。
主人公は、風魔十法斉という忍者の一派に襲われた村で、両親を亡くし、孤児となった少年・風のフジ丸です。フジ丸は、忍者の里に引き取られ、忍術を学び、成長していきます。
フジ丸は、正義感の強い少年で、悪を許さない性格です。また、忍術の腕も一流で、さまざまな敵に立ち向かいます。
少年忍者風のフジ丸の主要な登場人物。
・風のフジ丸
・ミドリ
・チョロ
・ダイスケ
・ポンチキ
・風魔十法斉
少年忍者風のフジ丸の魅力
忍者を主人公にした作品
少年忍者風のフジ丸は、忍者を主人公にした作品です。当時、忍者は少年少女たちの憧れの存在でした。フジ丸の活躍は、多くの少年少女たちに夢を与えました。
正義と悪の戦いを描いた作品
少年忍者風のフジ丸は、正義と悪の戦いを描いた作品です。フジ丸は、正義の味方として、さまざまな悪に立ち向かいます。その姿は、当時の少年少女たちに勇気を与えました。
忍術アクションが楽しめる
少年忍者風のフジ丸は、忍術アクションが楽しめる作品です。フジ丸は、さまざまな忍術を駆使して、敵と戦います。そのアクションは、当時の少年少女たちを魅了しました。
少年忍者風のフジ丸の影響
少年忍者風のフジ丸は、日本のアニメ史に大きな影響を与えた作品です。その影響は、以下のとおりです。
忍者を題材にした作品の増加
少年忍者風のフジ丸の成功により、忍者を題材にした作品が増えました。例えば、1965年に放送された「忍者ハットリくん」や、1967年に放送された「忍者キャプター」は、少年忍者風のフジ丸に影響を受けた作品と言えるでしょう。
正義と悪の戦いを描いた作品の増加
少年忍者風のフジ丸の成功により、正義と悪の戦いを描いた作品が増えました。例えば、1964年に放送された「鉄腕アトム」や、1967年に放送された「魔法使いサリー」は、少年忍者風のフジ丸に影響を受けた作品と言えるでしょう。
忍術アクションが楽しめる作品の増加
少年忍者風のフジ丸の成功により、忍術アクションが楽しめる作品が増えました。例えば、1967年に放送された「マジンガーZ」や、1969年に放送された「ゲッターロボ」は、少年忍者風のフジ丸に影響を受けた作品と言えるでしょう。
覚書
白土三平と言えば『カムイ伝』の印象が強すぎて、フジ丸の記憶はほとんどといっていいほどありませんが、主題歌はしっかり憶えてました。この時代、忍者や剣士を題材にした小説や時代劇、ドラマ、漫画、アニメがやたらに多かったですね。
『忍法十番勝負』(1966年)という漫画がありました。大阪城の抜け穴絵図面をめぐって、忍者たちが争奪戦をくりひろげるというものですが、これを人気漫画家十人が一話ずつ、連作の形で描き上げるという趣向でした。
その顔ぶれは一話から順に、堀江卓、藤子不二雄Ⓐ、松本零士、古城武司、桑田次郎、一峰大二、白土三平、小沢さとる、石ノ森章太郎、横山光輝。
それぞれの忍術にそれぞれの作家の特徴が出ていて、それだけでも興味深い漫画でした。
少年忍者風のフジ丸の映像
少年忍者風のフジ丸(1964年) 第1話・10~12話
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