「ま゛!」
ジャイアントロボの概要
『ジャイアントロボ』は、昭和42年(1967年)10月11日から昭和43年(1968年)4月1日まで、NET(テレビ朝日)系で放送されました。(全26話)
ジャイアントロボのあらすじ
円盤に乗って地球に飛来した謎の宇宙人 ギロチン帝王が結成した秘密結社「ビッグファイア団」が地球征服を開始します。
巨大ロボット・GR1は、地球征服のために開発された破壊兵器でしたが、設計者であるドクトル・ガルチュアは音声登録・認識式の腕時計型の操縦システムを、ビックファイア団に囚われていた少年 草間大作に託します。
操縦システムは、初起動の際に声を登録した者の命令にしか従わない仕組みになっていました。GR1は「ジャイアントロボ」と名付けられ、大作とともに国連秘密警察機構・ユニコーン機関日本支部の隊員U7となってビックファイア団と戦います。
覚書
ジャイアントロボが起動する時、誰が表現したのか知らないですが「ま゛」というのが定着しました。確かにそう言われればそんなふうに聞こえますね。
ジャイアントロボの最終回に涙。初めての命令違反と自己犠牲
画像は最終回の、ロボが大作の命令を初めて無視して、巨大化したギロチン帝王を抱えて宇宙へ飛び立つ場面です。
大作は「ロボ!、帰ってこい! ロボのバカ、なにをするんだ、死ぬぞ! 僕の命令をどうしてきけないんだ!?」と叫びます。
ロボは、ギロチン帝王を抱えたまま隕石に激突します。ギロチン帝王の体は原子力の塊でできており、大爆発を起こして宇宙の藻屑となります。
ユニコーンの面々は全員が敬礼して、地球を救ってくれたジャイアントロボを悼みます。
鉄腕アトムも同じような最終回でしたが、幼心に強烈な印象と涙を残したドラマでした。
ウクライナやイスラエルの紛争を見るにつけ、そしてAIを搭載したドローンヤロケットなどの自動兵器が人の命令と自身の判断で敵の戦車や基地を破壊するのを見るにつけ、アトムやジャアントロボを思い出すのは私だけでしょうか。
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