さまざまな名キャラを生み出した赤塚不二夫の歴史的名作
アニメ おそ松くんの概要
6つ子のおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の日常を描くギャグアニメで、1966年2月5日から1967年3月4日まで全56話、1988年2月13日から1989年12月30日まで全86話が放送されました。
また、1985年にドラマ『おそ松くん イヤミ・チビ太の板前一本勝負』、1989年には映画『おそ松くん スイカの星からこんにちはザンス!』なども制作されました。2015年には、『おそ松さん』の放送が開始され、原作が見直されるとともにCM等に起用されるなど人気は継続しています。
風刺、パロディ、アイロニー、時事ネタを含む斬新なユーモアが展開され、アニメ界に新たなコメディスタイルをもたらしました。6つ子の個性や掛け合いが人気を博し、多くの子供から大人まで愛された名作です。
強烈で印象深い登場人物
六つ子はもとより、他のキャラクターが超個性的で強烈であったことも印象深い作品でした。フランスかぶれだがフランスに行ったことは一度もないイヤミは、語尾の「ザンス」や驚いた時などに独特のポーズとともに発する「シェー」などは当時の子供たちがこぞって真似をする社会現象となりました。
「ハタ坊だじょー」と言いながら腕を伸ばしたまま振ってパタパタと走り回るハタ坊。いつもおでんが大好物のチビ太。「だよ~ん!」が口癖で大きな口でなんでも吸い込むダヨーン。でっかいシマパンの中にトンカチ、のこぎり、カンきり、サイフから猫まで入れて「ホエホエ」「~ダス」が口癖のデカパン、天才パカボンにもレギュラーとして出ていた拳銃を乱射しまくる本管さんなどなどがこの作品を盛り上げました。
覚書
子供の頃の写真は3枚に一枚は「シェー」ポーズ。友達と一緒に撮った写真では全員がシェーポーズをしているものもありました。
サッカーのクリスティアーノ・ロナウドを見て「こいつはハタ坊走りやな」と言ったら同い歳の妻は笑い転げていました。
まったくどうでもいいことですが、チビ太のおでんは、上からコンニャク、ガンモ、ナルトだそうです。私は関西人なのでチビ太のおでんのように串に刺したおでんというものは店で見ることはなく斬新で、ナルト巻きは現在でもあまりお目にかからないものです。
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