ドカン ポンカン トンチンカン
『あかねちゃん』の概要
『あかねちゃん』は、学園モノの先駆けとなった作品で、ちばてつやの作品が好きな男子や、原作が「週間少女フレンド」に連載されていたことから、女子たちからも支持を得ました。
昭和43年(1968年)4月6日から同年9月29日までフジテレビ系列局で放送されています。(全26話)。
『あかねちゃん』のあらすじ
名門 上条家の三女 あかねは、病弱だったため紀州(和歌山)の田舎に住む貧乏画家の草介おじさんに引き取られてのびのびと育ち、明るく元気いっぱいのお転婆娘に育ちます。
東京の名門 白樺学園に転校するため、6年ぶりに東京に戻ったあかねでしたが、都会の学力は高いがひ弱な子供達にあきれながらも、持ち前のバイタリティと純真さ、優しさで学園一の人気者になります。
落ちこぼれのヒデバロ(北小路秀麿)と意気投合したあかねは、学園内で起こるさまざまな事件を2人で解決していきます。
覚書
ちばてつやですねぇ~。ちばてつやはアニメだけでなくぜひ漫画を読んで欲しい作家の一人です。長編はもちろんのこと、弟のちばあきおとともに過ごした満州で貧しい生活の中、唯一の娯楽としてお互いに漫画を描いていたことを作品にしたものや、「あしたのジョー」の伏線となるような短編なども数多く残されています。
「野性味からほど遠くなってしまった現代っ子たちへのささやかな期待をこめて」描いた作品とのことで、脚本を担当した雪室俊一は自分が担当した中でも一番好きな作品だと言い、娘の名前を「あかね」とつけています。また、声優がアフレコ中に感極まって泣き出してしまうなどいろいろな逸話の残る作品です。
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